皆さんは普段どのようなお化粧をされていますか?
人によって似合うメイクは異なるし、年代によっても相応しいメイクは異なります。
メイクには正解がないので、教科書で勉強して習得するものでもありません。
従って、いつも自己流で済ませてしまう、という方が多いと思います。
ですが普段「忙しいから」と言う理由で適当にメイクをし、自分の顔と向き合っていなければ、流行に乗り遅れることはもちろん、自分に合っていないメイクをしている可能性も高まります。
今一度、ここでお手持ちのメイク道具と、そのメイク方法について、考え直してみませんか?
この記事では大人の女性に求められるメイク作法と、2020年流行りのメイクをご紹介します。
美容記事と名の付くものはすべて拝見しましたが、本記事が一番詳しいです。スキンケア~ベースメイクからポイントメイクまですべて解説します。
本記事を参考にして、流行メイクを取り入れつつも、上品な大人メイクをお楽しみください。
皆さまの新たな可能性やより美人に見える方法が見つかれば、これ以上に光栄なことはありません。
それでは早速まいりましょう。
Contents
まずはメイクのポイントを抑えよう!
ベースメイク(肌質)
2018年頃に流行ったツヤ肌メイク。2020年はツヤ肌とマット肌の中間である「セミマット」が流行します。

ツヤ肌メイクとはツヤツヤと光が当たっているように見える肌のことです。素肌感が強く、素朴な印象を与えます。
セミマットはそんなツヤ肌のツヤを抑えつつ、マットな要素をプラスして上品に仕上げる肌質です。サラサラの手触りでお人形のような陶器肌にすることができます。カジュアルにもフォーマルな場面にも使えるメイクで、シーンを選ばない万人受けする肌質でもあります。
セミマット肌の詳しい作り方は下で「実際にやってみた」の項目で説明します。
眉は少しだけ引き上げたリズミカル眉
20代後半にさしかかり、大人女子としての階段を上り始めるかな?というお年頃の方々はそろそろ流行に乗りすぎるのを控えましょう。自分に似合う眉の形を追求することのほうが大切です。眉山のある平行太眉が目の印象を決めるうえでも大切なポイントです。
アイメイク
ミス・ユニバース・ジャパンを主宰し、数多くの美女を作り上げてきた美の巨人、イネス・リグロンは「アジア人に似合うアイメイクはスモーキーアイだ」と断言しています。各ハイブランドの今年のコレクションもスモーキーアイを中心にしたものが多く、ミステリアスな大人の女性を演出するのにぴったりなアイメイクです。2020年のポイントは、目尻にもシャドウを入れることです。マスク越しでもしっかりメイクしていることが伝わるので、今のご時世に合っているとも言えますね。
リップ
2020年のトレンドは「うるツヤ感」。夏の間はグロスだけでも十分ですが、秋めいてくると少しマットというか、くすんだ色の方がスモーキーアイとバランスが取れます。少しくすんだ色は、美人感やお洒落感を出せるところもポイントです。
ハイライト
ハイライトは顔の部分的な場所に明るい色をのせて凹凸を作り、立体感やツヤ感を出してくれます。弾けるような弾力やメリハリ感のある肌を演出してくれるのです。気になるシミ、そばかす、クマ、くすみなども隠せるので、透明感ある美肌を作り出せます。Tゾーン、目の下、あご、口元にのせるのがポイントです。
チーク
セミマット肌にはセミマットなチークが似合います。マットなチークを塗ってから、パウダーハイライトを重ねることで、セミマットなチークを作ることが出来ますよ。
2020年はイエローが注目されており、自然派セミマットメイクには黄味ピンクが合うようです。はっきりとしたチークで顔を作り込むより、自然な血色を表現するのでこなれ感を演出してくれます。
実際にやってみよう!
今回はデパコスの一つ、「SUQQU(スック)」というブランドの化粧品をフルラインで使っていきます。今回の記事のために、百貨店に行って大量にSUQQUの化粧品を購入してきました。
SUQQUってどんなブランド?

デパコスの最高峰「シャネル」や「Dior」は海外ブランドですが、SUQQUは日本生まれのデパコスです。「すっくと」まっすぐに凛と立つというコンセプトから「スック」と名付けられました。たおやかに自立して、瑞々しく艶やかな女性を目指し心から美しくあれ、という願いを込めて生まれたブランドです。日本生まれというだけあって、アイシャドウや口紅の色の名前が「優芍薬(ゆうしゃくやく)」であったり、「橙結(だいだいむすび)」であったりと日本古来の呼び方で名付けられています。
色々なデパコスを試してみましたが、SUQQUが一番カラーメイクアップ用品の色が鮮やかで種類が多かったのが印象的でした。黄色人種である日本人の肌に馴染むよう、カラーメイクアップ用品のすべての色に、基本色であるオレンジを混ぜているそうです。化粧の持ちがよく、何時間経っても化粧崩れせず色あせないのもSUQQUの特徴です。(アイシャドウや口紅は少量でしっかり肌に馴染みます)。
それでは非リア非モテ独身女子アラサーの顔を実験台にして、2020年最新版の大人メイクを施していきましょう!まずはここでよれよれのすっぴんを披露。


なるべく大変身するように心がけます。メイクはある意味詐欺。
ベースメイク
ナチュラルでヘルシーなルックがトレンドの2020年では、メイクで素肌っぽくフェミニンな印象の肌質を演出しましょう。セミマット肌を作り上げるために、まずはツヤっぽく仕上がる下地を使います。
まずは基本から。顔を洗います。
使うのはこれ。SUQQUエンリッチフォーミングウォッシュ(洗顔料)¥3,800(税抜)

出てきたのはクリーム状のテクスチャー。店員さんによると、泡立てネットで泡立ててから使うとのことでしたが、わたしはそのまま使いました。
高級コスメ独特のいい香り。使っているだけで癒されます。
洗い上がりはしっとりです。乾燥肌がひどいというかたはこちらのエンリッチフォーミングウオッシュを使用されたほうが良いでしょう。
>>>≪スック≫エンリッチ フォーミング ウォッシュ 税込4,180円(本体価格:3,800円)を今すぐチェックする!!
中には皮脂汚れをしっかり落としてさっぱりしたい!という方もいらっしゃるかと思います。
脂性肌である・もしくは洗い上がりはさっぱりしたい!という方は、過去に特集した「クレイ洗顔」に関する記事がございますので、そちらをご参照ください。

また、敏感肌で肌が弱く、刺激の少ない洗顔料を使用したい、という方。
「オーガニック洗顔料」にかんする特集記事もございますので、是非併せてご覧になってくださいね。

さて、話が脱線しました。
次に基礎化粧です。
美容液・化粧水・乳液の順番に肌に馴染ませ、肌のキメを整えます。
わたしが店員さんから頂いたのは、「ライトソリューションシリーズ」。
瑞々しく、ツヤに満ちた光肌へと導くスキンケアです。
美容液はとろっとしていて、こちらも洗顔料同様、いい香り。テクスチャーの吸収力が高いと感じました。

>>>≪スック≫ライトソリューション エッセンス 税込13,200円(本体価格:12,000円)を今すぐチェックする!!
化粧水は水に近いテクスチャー。さっぱりするのに肌がツヤツヤします。

>>>≪スック≫ライトソリューション ローション 税込8,800円(本体価格:8,000円)を今すぐチェックする!!
最後は乳液。こちらはクリーム状なので顔の中央から外側に向かってのばしていきます。
水分量が多いので、このまましばらくパックします。もちもちになりました。

>>>≪スック≫ライトソリューション フルイド 税込16,500円(本体価格:15,000円)を今すぐチェックする!!
SUQQUの基礎化粧品を試してみた後、何日か経過観察してみたのですが、一回使っただけで、母から「肌のキメが細かくなった」と褒めてもらいました!!♡
私自身も肌の水分量が多くなり、モチモチ肌になったことを実感しています。毎日使い続けたら、どれだけマシュマロ肌になるんだろう♬と今から楽しみです。
いよいよメイク開始です。
セミマット肌は、下地を丁寧に作ることで仕上がりが綺麗になります。厚塗りにするとマット肌になってしまうため、薄塗りを心がけましょう。色ムラやくすみがある場合はコンシーラーでカバーします。
セミマット肌は、下地でツヤを仕込むのがポイントです。ツヤを仕込むことによってお肌をワントーン明るくします。保湿力の高い下地でお肌を整えておくのがベストです。
使用したのはこれ。SUQQUトリートメントセラムプライマー(税込¥6,600)。
>>>≪スック≫トリートメント セラム プライマー 税込6,600円(本体価格:6,000円)を今すぐチェックする!!
SUQQUの3種類のプライマー(化粧下地)の中で一番ツヤを出す商品です。保湿力も高く、乾燥肌ですぐ粉をふくわたしにとってはありがたいものでした。
次にファンデーションです。下地でツヤを出したので、ファンデーションでは出来るだけマットタイプに近いものを選びます。濃厚なテクスチャーやカバー力の高いものを選ぶと、セミマットな仕上がりになります。顔全体に塗り広げることで、顔の凹凸もなくします。
今回使用したのはSUQQUフレームフィックスモイスチャライジングソリッドファンデーションです。肌色は7色展開ですが、わたしは肌が黄土色なので102番を買いました。
下の写真は102番の色です。SUQQUでは標準色とされています。
実際に塗った仕上がりをご覧になりたい方はページ下部までジャンプしてください。
>>>≪スック≫フレーム フィックス モイスチャライジング ソリッド ファンデーション(レフィル) 税込7,150円(本体価格:6,500円)を今すぐチェックする!!
最後にフェイスパウダーです。
セミマット肌にフェイスパウダーはマスト。ファンデーションだけだと化粧崩れしやすいので、化粧筆で全体に軽くはたきましょう。オイリー肌の方向けに、テカリやすいところがあれば、パフで抑え、マットな仕上がりになるようにしましょう。
>>>≪スック≫ソフト ベルベット ルース パウダー 税込6,600円(本体価格:6,000円)を今すぐチェックする!!
フェイスパウダーは4種類ありますので、どのような仕上がりにしたいかによって使い分けるといいかもしれませんね。ちなみにわたしはソフトベルベットが一番セミマットに仕上がるとお店の方に聞いたのでこちらを購入しました。
ハイライト
今まで流行っていたシェーディングやブロンザーで顔に陰影をつける「コントゥアリングメイク」の波は一旦落ち着き、2020年は「影」よりも「光」を意識した仕上がりにします。
ファンデーションでマットに仕上がったので、ハイライトをつけてツヤを足しましょう。
ハイライトは額の中心や鼻筋などのTゾーン、下まぶたから目の外側にかけてのCゾーン、あご下に部分的にのせます。ハイライトはクリームタイプ、パウダータイプどちらでも構いません。パウダータイプのものを選ぶと、ふんわりと霧がかったツヤが出るので洗練された印象になります。
わたしの顔の場合ですと、粉(フェイスパウダー)に粉(ハイライト)を重ねると乾燥した印象を与えるので、リキッドタイプのものを購入しました。
わたしが使用したのはゴールド(飾艶KAZARIZUYA)です。リキッド特有のツヤっぽいきらめきとゴールドのゴージャス感が顔を華やかにしてくれます。
>>>≪スック≫シマー リクイド ハイライターを今すぐチェックする!!
眉づくり
まずは私のこのボーボーに伸びた眉毛をカットしていきます。

2020年も引き続きハンサム眉(リズミカル眉)は流行する模様。まずは眉毛をカットする前に、理想の眉毛をアイブロウで描いていきます。
眉頭は小鼻の真上、またはやや内側にくるようにします。
眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長線上、眉頭から眉山は全体の3分の2、眉山から眉尻は全体の3分の1になるように線を引いていきます。
ラインからはみ出た毛は全てカット。コームで梳かしていき、毛の流れを整えます。
ブラシで上向きに梳かしていき、ラインからはみ出た毛をカット。毛が長すぎて、「ハイジ」のアルムおじいさんみたいにならないようにします。
カットし終えたら、ラインの外にある毛をカミソリで剃っていきます。1mmずつ微調整しながらハンサム眉を作り上げていきます。
綺麗になったかな?

続いてカラーリングです。
今年流行りのピンク眉にしたいので、全体的にブラウンで下色を付けてから、上からピンクを乗せていきます。
全体を均一に塗ると、のっぺりした印象を与えるので、アイブロウは黒目の上の眉山を一番濃くし、眉頭と眉尻は薄めに色付けします。
使用したのはこれ。

>>>≪スック≫アイラッシュ マスカラ 税込4,730円(本体価格:4,300円)を今すぐチェックする!!
>>>≪スック≫ソリッド アイブロウ ペンシル 税込2,200円(本体価格:2,000円)を今すぐチェックする!!
>>>≪スック≫カラー インク リクイド アイライナー 税込4,180円(本体価格:3,800円)を今すぐチェックする!!
アイメイク
冒頭にもあったようにスモーキーアイを作り上げていきます。
一口にスモーキーアイと言っても様々な色合いがあるのですが、わたしは二重なので、一般的に二重に合うと言われているレンガ色と紫色のグラデーションで乗せてみました。ちなみに一重さんは薄めのグレーやベージュが合うそうですよ。
使用したのはSUQQUデザイニングカラーアイズ15番「橙結(DAIDAIMUSUBI)」。
>>>≪スック≫デザイニング カラー アイズ 税込7,480円(本体価格:6,800円)を今すぐチェックする!!
アイシャドウは彩度の低い色を一番目の際に近いところに載せます。そしてアイホールに向かっていくにつれて明るい色を乗せると立体感が出ます。

リップ
スモーキーアイにした場合のリップの色は悩みどころですが、明るい色にしないほうが、スモーキーアイとのバランスが取れるので、大人っぽさを演出できるくすんだ色をチョイスしました。SUQQUバイブラント リッチ リップスティック09綺響(AYAHIBIKI)です。はじめは色味を抑え過ぎじゃないかな、と心配だったのですが、塗ってみると、きちんとアイシャドウと調和が取れていたので良かったです。スモーキーアイには、ベージュ色が強い色か、深みのあるレッド系がおすすめです。

>>>≪スック≫バイブラント リッチ リップスティック 税込5,500円(本体価格:5,000円)を今すぐチェックする!!
チーク
冒頭でも記載したとおり、チークにはコーラル系の色を用います。コーラル色とは「オレンジと赤を混ぜた色」です。英語で「珊瑚」のことであり、ビビットな赤やピンクよりはヌーディーな印象があります。日本人の肌色ととても相性がいいのでメイクにも頻繁に取り入れられています。今回は08「桃橙(MOMODAIDAI)」のチーク(下の写真の色です)を乗せてみました。
>>>≪スック≫ピュア カラー ブラッシュ 税込6,050円(本体価格:5,500円)を今すぐチェックする!!
出来ました!!


ちなみに今回のメイクを母に見てもらったところ、こんな感想を頂きました。
・・・・たしかに。
まとめ
普段ここまで濃い化粧はしないので、メイクしていて楽しかったです。
写真を撮っていたのでその分を引き算するにしても、フルメイクで1時間かかりました。
こりゃ毎日の仕事メイクには向かないかもしれない……。
急げば30分くらいで出来そうです。あとヘアメイクに5分かかりました。
発見したこと
わたしは顔が濃いので(毛も濃い)、深い色の口紅をしたら、それこそバブルみたいになってしまうのではないかと恐れており、明るい色の口紅ばかりしていました。今回のスモーキーアイとの相性で選んだ色を実験してみて、違和感なく取り入れられたので、自分が使える色の幅が広がってよかったです。
SUQQUのメイク落とし
今日一日の仕事を終え、風呂に入るために化粧を落とします。
使うのはもちろんSUQQUのメイク落とし。「コンフォートメルトクレンジングクリーム」です。
>>>≪スック≫コンフォート メルト クレンジング クリーム 税込5,280円(本体価格:4,800円)を今すぐチェックする!!
ほんの少し手を湿らせてから、クレンジングクリームを手に取り、そのまま顔全体にマッサージするように馴染ませます。
特に強い香りがあるわけではないので、香り付きがダメな方でも使えると思います。クリーム状なので肌に優しく馴染み、摩擦レスで落とすことが出来ます。
驚いたのはその洗浄力の高さ!指で優しくぬるぬる触っていただけで、あんなにしっかりついていたアイメイクやマスカラがさらっと落ちてくれました。すすぎも最低限で済むし、ストレスフリーなクレンジングです。
洗顔料は別にあるので、メイクを落とした後はダブル洗顔が必要です。
最後に
ブランド物をフルラインで使ってみるのは想像していたよりもとても楽しかったです!
同じシリーズの製品なだけあって、製品同士の相性も良く、統一感のある仕上がりになると思います。
この記事を読んで、皆さまがSUQQUを好きになってくださったらこのうえなく幸いです。
また似たような趣旨の企画やりたいと思います。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!!
また次の記事でお会いしましょう。